お疲れ様です。腰痛フラグ(おじさん)です。
スプラトゥーン2を始めたからには、やはりウデマエXを目指す人が多いかと思います。それはどれくらいの敷居の高さなのか事前に知っておきたいですよね。今回の記事では私(2022年4月時点、41歳)の体験談を踏まえて今からスプラトゥーン2のウデマエXに到達できるのか?誰にでもできるのか?適正は必要なのか?この辺りについて語っていきます。
40代だけどスプラトゥーン2をやってみたい!でも若い人が多くて怖い!など、私と似た境遇の方も多いかと思いますので参考になれば幸いです。
ゲーム内で最も盛んにプレイされているモード『ガチマッチ』における最上位ランクを指します。具体的に解説します。まずガチマッチのランク制度は『ウデマエ』という言葉で表されます。
最初のウデマエは『C-』からスタートして一定数勝利すると上がっていきます。C- → C → C+ → B- → B → B+ → A- → A → A+ → S → S+0 → S+1 … S+9まで来てその上がXです。長い道のりです。

ゲージに黄色いメモリがあり、これが『OKライン』と呼ばれるものでかなりの曲者です。ストレスの中心です。勝利するごとにゲージが溜まっていくのですが、OKライン達成前に負けすぎるとゲージが割れてランクダウンするのです。
上記の画像ではゲージは無傷ですが、ここから負ければどんどんヒビが入っていきます。ゲージが砕け散るシーンはトラウマです。
ウデマエXに必要なものはなに?適正は必要?

前提として、私はガチエリアというルールのみをプレイしております。そのため本記事で解説する範囲はガチエリアだけに絞っていることをご了承いただけますと幸いです。
まずプレイヤーに必要な適正の観点です。
FPSやTPSの十分なプレイスキルが必要か?と言われれば私はノーだと思います。ゲーム内でのコマンドは非常に少ないため、知識の初期投資をあまり必要とせずにゲームに取り掛かれます。操作難易度という意味では敷居は低い部類かと思います。対人TPSのデビューがスプラトゥーン2からになっても問題ないと思います。
スプラトゥーン2の操作方法はシンプルな部類!(操作コマンドがシンプルで少ない)
エイム操作は特徴があり、Nintendo Switchのジャイロ機能を使うことが可能です。アナログレバーによるエイムよりも圧倒的にジャイロの方が素早い操作が可能となります。
小学生の我が子はジャイロ機能を嫌がっていたのですが、時間をかけて説得して使ってもらいました。(笑)ジャイロは辛くても早い段階で慣れておくことをお勧めします。
ジャイロ操作の慣れは必須!辛くても頑張って慣れた方がよい!一定ランク以上のプレイヤーはジャイロ使用がデフォルト!
適性が重要でなければ誰でもウデマエXになれるの?
次のことが苦手でなければいずれウデマエXに到達することは可能かと思います。
- 可愛いキャラクターであっても対人ゲームが苦手
- そもそもアクションゲームが苦手
- 一つのゲームを長い時間練習し続けたり、調べ物をするのが苦手
逆に対人ゲームが嫌いではなく、アクションゲームやシューティングゲームが好きで、勝つためならいくらでも練習できるよ!上手い人のプレイ動画を見て勉強するのも苦じゃないよ!という人であればウデマエXになれると私は思います。
後は上達するためのロードマップを用意できるかです。アクションゲームの腕前以外で個人差が生まれるのはこの部分だと私は思います。
リアルのお友達にウデマエXの方がいて、横でコーチしてもらえれば500時間以内にXになれるかもしれません。逆に独学であれば2,000時間必要となり、そのせいで継続を断念してしまうこともあるかもしれません。私がとった具体的な練習方法は次の章で解説します。
参考になるかは分かりませんが私のアクションゲームの腕前はこれくらいです。
- スーパーマリオブラザーズ3を全クリできる
- ロックマン1とロックマン2を全クリできる
- ファイナルファイトを全クリできる
- 怒首領蜂を全クリできる
- 飢狼伝説IIでリョウ・サカザキを倒せる
- キングオブファイターズ94でルガールを倒せる
- 龍虎の拳IIでギースを倒せる

古すぎる!昭和世代かよ!しかも怒首領蜂はシューティングだろ!
それではもう一例考えてみます。これも主観ではありますが、分かりやすい指標としてはS+0に到達することができればウデマエXになれるポテンシャルは十分な気がします。後は時間のかけようです。
今思えば、S+0の頃の自分と今(X)の自分を比較すると何が悪かったか明白です。当時の自分にアドバイスできれば半分の時間でXになれたのになぁと思います。
つまりアドバイスで変わる程度の違いなんです。キャラコン(キャラクターコントロールの略でプレイヤーキャラクターを操作するスキル)なんて全く変わっていません。エイムも少しは上手くなっていますが、大差はないと思います。(別の記事で解説しますが、あまりエイムを必要としないブキを選んだことも一つの戦略です)
S+0の当時とXの現在で明確に違いがあるのは、打開・抑え・初動の立ち回りです。
知識を得ることが近道だと考えます。でも得た知識はすぐに活用できないので実践を繰り返して無意識のうちに引き出せるようにする、この取り組みをどれくらい効率進められるか・早い時期に始められるか、それがウデマエXへの近道かと思います。よって、ウデマエXのコーチを付けるのが最短かと思います。
ウデマエXになるためにやってきたことは?

ざっくり、プレイ時間帯ごとに説明します。
ゲーム開始~500時間
私は最初の500時間は何も考えず、色々な武器を使って好きに遊びました。この頃はガチエリアに特化せずにガチヤグラやガチホコも遊んでました。ガチアサリは苦手意識が強く、基本的に避けていました。
嫁とYouTubeで上位プレイヤーの動画を見てただ喜んでいた時代です。(今もYouTubeを見て喜んでいます)
当時は38歳。もうすぐ40かぁ~と結構ネガティブな時期でした。(笑)
500時間~1000時間
ランクが徐々に上がり、遂にS帯に到達。色々と欲が湧いてきた頃です。(笑)
しかしSに到達した後もA+に落ちたり、A-まで落ちることもあったのでなかなか安定しませんでした。(不安定期)
安定しなかったと言えばやはりブキ選びです。この頃はスプラシューターベッチュ―(以下、スシベ)を使っていました。メインでキルを狙うのよりもキューバンボムとマルチミサイルに頼ったプレイスタイルです。エリア管理に特化した、味方さんのキル狙いの戦法です。
この頃には既にガチエリアが一番のお気に入りとなっていたので、可能な限りガチエリアの時間でプレイしていました。時間が合わないときはガチヤグラです。他ルールはほぼプレイせず。
800時間を超えてからはヒッセン・ヒューに目覚めました。イカ忍(潜伏中にしぶきが飛ばなくなるステルス効果)を活用したバシャバシャでS+1に到達。今までは塗りメインのプレイスタイルでしたが、ヒッセン・ヒューにはキルの楽しさを教わりました。
この頃から打開の難しさに悶絶するようになってきました。射程の都合上、ヒッセンでエリア打開って結構大変なんですよね。
ヒッセン・ヒューを使いつつもどこか迷いがあり未だブキが定まらず、しかし打開する時は味方と合わせようとか、世間一般で言われるセオリーを強く意識し始めた頃でした。
この時代のまとめとしては『何も考えずプレイしていても上達できないことにようやく気がついた頃』となります。
時既に時間切れ、四十路に突入した頃です。
ガチエリアの打開の難しさに気が付いたのはS帯になってから。相手の抑えも上手くなってきますので適当に突っ込んでも返り討ちになるだけでした。
1000時間~
1,000時間ほどプレイして、ようやくブキが定まりました。とにかくウデマエXになりたかったので、前衛武器を諦めて96ガロン(無印)一本で行くことを決意しました。その背景は別の記事で解説します。
ブキが定まってからの最終フェーズは次の二つのことを意識しました。
一つ目、事前の情報収集は96ガロンのような中後衛であれば是非やった方がよいです。中後衛であっても狙える時は積極的にキルを取りたいので相手の打開ポイントを先に抑えておくことが重要です。反対に「このステージではどこから打開するのがもっとも成功率が高いのか?」これを抑えておくことが重要です。私は動画で予習してウデマエXの人の打開のルートを真似していました。
二つ目の『打開時の鉄則』については焦るとウデマエXの人でも疎かになることが多々あるかと思います。打開時の鉄則は色々ありますが私が強く意識していたのは『高台から無暗に降りない』『クリアリングをちゃんとする』『人数不利なら我慢する』です。これが私の中で未だに最大の課題です。
三つ目の『味方アイコン』(イカちゃんアイコン)も打開に関連します。ガチエリアの苦しいシーンの一つにオールダウンをやられた後の完全打開という物があります。そこで、味方アイコンをしっかり見ておくことが完全打開コースを回避する秘訣となります。
例えば、スリーダウン(味方3人がキルを取られたとき)されたとします。そこで自分が唯一の生き残りの時はひっそり潜伏して味方の復帰を待ち・・・味方の反撃に合わせて自分も奇襲をかけて人数有利を創り出します。人数有利が出来れば打開の成功率はぐっと上がります。無駄死にせずに潜伏して反撃の時を待ち、いち早く人数有利を創り出す。これが出来る時点で恐らくウデマエXのポテンシャルがあります。
この打開に向けた潜伏キルは狙っても成功率は100%ではありません。結局これにミスって時間差オールダウンになって被害は更に大きくなることも・・・。
個人的にガチエリアは『打開』が最も重要かつ難しい物だと考えていました。『抑え』は基本的に自軍有利ですので、何となくやっても上手くいくことが多いです。打開はその逆ですね。
味方がオールダウン(全員がキルされる)などされてしまい、自軍エリアまで塗りを広げられてからの反撃を指します。敵は潜伏し放題、自分たちは塗り返しから始めないといけないので、圧倒的に敵軍(抑え側)が有利です。
自分が2回打開をミス※したらそのバトルは負けだと思ってよいかもしれません。それくらい集中してやった方がよいです。
※キルを取れずにデスしてしまう
打開の逆で、塗りなど自軍有利な状態で敵を迎え撃つことを指します。相手が格上だったりブキの相性やスペシャル次第では抑えきれないことも多々あります。よって、抑えもいかに早く人数有利を創り出せるかがポイントです。突出してきた一人を複数人で叩くのがコツです。
アプリを使ってバトル結果をチェックするのはとても大事
スプラトゥーン2はバトルの結果画面にデス数が表示されません。つまりキルレートの確認ができないのです。
しかし、任天堂の公式スマホアプリケーション『イカリング2』を使えば敵味方含めてデス数の確認ができます。導入をお勧めします。
対人シューティングゲームでよく使われる言葉でキルとデスの割合を指します。1キル・2デスであればキルレは0.5。10キル・2デスならキルレは5になります。
スパッタリーのような戦闘民族はデスしてでも果敢にチャレンジしてキルを狙う立ち回りになりますが、中後衛は可能な限りデスしない立ち回りが望ましいです。
私はプレイ時間が1,000時間を超えてからはインクリング2を使って自分のキルレをチェックし、デスが多かったバトルは立ち回りを思い出して反省するようにしていました。
これも1,000時間を超える前からやっていれば上達はもっと早かったかもしれません。なかなか悔やまれます。
勝てないのは自分のせいと割り切ること
メンタル面のお話です。
- 「自分は味方よりキルレがいいのにどうして勝てないの!」
- 「味方にゼロキルかまされちゃったよ!味方弱すぎ!」
- 「自分のウデマエが上がらないのはマッチングのせい!自分は悪くない!」
- 「うわっ!さっきのゼロキルマンとマッチングしちゃった!あーあ、負け確!」
負けの原因を考えた時、誰もが一度はこんなことを考えたことがあるかと思います。
『勝てないのは自分がキャリーする力が無いからと思うべき』
このように思うべきである。ネット上ではよく見られるご意見ですね。厳しくも実際はゆとりがある考えだと思います。具体的に説明します。
実際は編成事故による負け試合や、調子の悪い味方とマッチングして自分がどのようにがんばっても勝てないことはあると思います。
逆に相手が編成事故や不調だったりで開始1分でノックアウト勝ちできた実績も少なくないはずです。何が言いたいかというと、確率は収束するということです。
良い時もあれば悪い時もあるので、長い目で見てカッカせずにやっていきましょう!(全員をキャリーする力が無いと勝ち上がれない、は極論でありそれくらいの気概であるべきという先人の教えであると私は思っています)
後、自分だってフルタイム戦ってゼロキルや1キルを出してしまったこともあるはずです。自分が迷惑をかけた時のことを思い出せば、穏やかな気持ちも生まれるのではないでしょうか。
ウデマエが上がるペースはどうだった?

プレイ時間帯別の滞在ランク(ウデマエ)は概ね以下の通りです。
ウデマエ | プレイ時間帯 |
---|---|
C-~B+ | 0時間~500時間 |
A-~A+ | 0時間~500時間 |
S~S+3 | 500時間~1200時間 |
S+4~X | 1200時間~1300時間 |
私は、S+0~S+1付近に高い壁を感じました。最もゲージを割ることになったのもこの頃です。個人的にはこの辺りが層の厚い激戦区ではないかと思います。逆にここを超えてしまうと、後はスムーズに上がっていきました。
今思い出してもS+1の頃が最も苦しかったです。S+1になっても全敗して即ランクダウンなんてこともありました。どうしても勝てなくてヤケになって武器を変えて更にランクを落として・・・という悪循環に陥ってしまうこともありました。
ちなみに、全1300時間のプレイ期間は3年間となります。(2019年~2022年)最大で半年くらいの休止はありましたが、なぜか戻ってきてしまいます。(笑)
私もスプラトゥーン3の発売が決定して、それまでにウデマエXにしておきたい!と思った口です。(笑)
40代だと不利だと感じたことは無い?

ウデマエXに初めて到達したのは41歳の時ですが、特に反射神経の衰えなどは感じませんでした。96ガロン(無印)で中衛の動きがメインなので元々反射神経が必要な動きではないのかもしれません。
スプラトゥーン2を始めて3年。体感的には年月を重ねることで強ポジを覚えるなどして、経験から相手より有利な立ち回りを取れるようになり勝率が徐々に上がっていきました。いわゆる年の功なのかもしれません・・・。
稀に一人で全員をキルして回る化け物みたいなマニューバー系(スライドという高速ステップが可能な対面に特化したブキ種)とマッチングしてしまいますが、若い頃に戦っても勝てる気はしません。(笑)
よってあまり「おじさんだから不利だな・・・」と思ったことはありませんでした。
まとめ

41歳の3年間の記録はいかがでしたでしょうか?まとめます。
- ウデマエXへの道はS+帯序盤がヤマ。そこを乗り越えれば楽になる!
- ウデマエXになるのに1,300時間かかった!(休止しなかったり、知識の蓄え方次第ではもっと早くなれたと思われる)
- 上手い人のプレイ動画をYouTubeで沢山見よう!
- 40代でも特に不利は感じない!(自分は中衛)
なぜウデマエXを目指すのに96ガロン(無印)を選んだのか?についてはこちらの記事で紹介していますのでご覧ください。
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